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その他のクラフト

July, 2022

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眠りのアーチ棚

 人がここちよく眠るためには、何が必要なのでしょうか? 毎日眠るベットは、どんなだったらいいでしょう? 

 高い枕がいい人も、低いのがいい人もいるでしょう。おなかにだけ布団をかける人、頭から全部かける人もいるでしょう。人それぞれに、眠りにおちるスタイルは違うようです。


 僕には二人の子どもがいて、上の子は眠る前にしきりに手を動かしました。それで片手をわきの下に挟んで、もう一方の手を優しく握ると、しばらく手と手で何かを伝えあうようにして、それから安心して眠りました。下の子はぜんぜん違って、足の裏をなぜると眠りました。

 僕の眠りはどうかというと、少し冬眠ぽいところがある。たぶん体温が少し下がってから眠ると思うのです。逆にキャンプなどで寒いと眠くなります。きっと雪山で遭難すれば、最初に気持ちよく死んでしまうと思います。夏は寝具も寒色系を使います。ベットのそばには北欧の夕暮れの、青い写真をかけています。

 体温だけではなく、粘膜の活動も休止するようです。なんとなく鼻の中も乾いた感じで、朝はそれがしっとりしてきて、くしゃみして目を覚まします。まるで熊のようなのです。


 熊といえば僕のベットは巣穴のようです。11月から4月はベットの上に小さなテントを張ります。穴に潜り込むようで、とてもリラックスできます。もちろん真冬でも加湿器も暖房もいりません。夏は青い蚊帳を吊ります。氷の上で眠る白熊のようで、これもまたいいのです。

 ベットの頭のところには、水を置いたりする小さな棚を付けました。心地よいすんなりしたアーチを切って、棚の支えにしています。気持ちよくアーチを切り出すと、切り残した方の形も美しいので、これも使うことにしました。左右対称ではない、ネガとポジの「眠りのアーチ」です。

 元々一枚の板ですから、「離れ離れにならなくてよかったね」と思う。その幸福な安心感も、心地よい眠りへと誘う、魔法の一つかもしれません。

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その他のクラフト

May, 2022

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C&Sのための箱棚

 ダミーです玄関というのは家の顔だし、そこに住む自分自身の顔だと思います。虚勢を張ることはないですが、「どうでもいいや」と、ほったらかさない方がいいですね。

 我が家の場合は山葡萄の蔓に包まれていて、夏から秋はかなりワイルドなのですが、ドアを深い緑で塗って、白い壁とメリハリを出しましたので、どうにか体裁は保っています。

 ただステンレスの棒状のドアノブが、だいぶ古くなってきたということもあり、そもそもステンレスという素材が、この緑に包まれた玄関と違和感があるようで、どうにかしたかったわけです。

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May, 2022

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爪先立つ棚

 ダイニングに小さな棚を置いていました。ちょっと手に取って読む本や、CD、蝋燭(大事なお客様は蝋燭でお迎えします)などが置いてある。手作りしたものですが、あまり使い勝手はよくなかった。何年か考えた末に、課題が具体的に見えましたので、いよいよ作り直すことにしました。

 まず第一に薄く造ること。広くはないダイニングです。棚を薄くることで、ここに椅子を一つ置くことができるようになります。CDがぴったり入る14cm幅に決めました。

 第二に床から浮いていること。我が家には掃除機がなく、箒とモップで掃除しています。床から浮くことで棚の下を掃除しやすくなります。

 ちょうど壁際に1cm幅の板が取り付けてありましたから、ここに爪先立つように設計しました。ダイニングの椅子は軽くて、壁に掛けて掃除ができるシェイカースタイルです。デザインはそこまで無骨ではないですが、コンセプトはそろいました。

 第三に、この棚の上には大きな窓があります。この窓と一体化したデザインが望まれました。上板の幅を窓の幅と同じにして、全体のバランスを取りました。

 何年も悩んで、方針が決まれば一日でできてしまいます。きちんと考えることが大切です。

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その他のクラフト

May, 2022

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小さな3本足テーブル

ダミーです玄関というのは家の顔だし、そこに住む自分自身の顔だと思います。虚勢を張ることはないですが、「どうでもいいや」と、ほったらかさない方がいいですね。

 我が家の場合は山葡萄の蔓に包まれていて、夏から秋はかなりワイルドなのですが、ドアを深い緑で塗って、白い壁とメリハリを出しましたので、どうにか体裁は保っています。

 ただステンレスの棒状のドアノブが、だいぶ古くなってきたということもあり、そもそもステンレスという素材が、この緑に包まれた玄関と違和感があるようで、どうにかしたかったわけです。

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May, 2022

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ぺんぎんの花台

 トイレの窓の脇に何か置きたくて、小さな花瓶に小さな花を活けたり、変な形の石をゴロンと置いたり、遊んでいたわけです。
 少し高いところに花を置いて、垂らしてみるのもいいですね。何か台がないかな? と思っていたらペンギンみたいな木片があったので、木ねじか何かでくっつけたというわけです。
 どうしてこんな “おあつらえ” 向きの台があったのか? というと、僕はこういう木片がかわいくて、捨てずにとっておいてあるからです。
 これはジグゾーという、曲線が切れる電動ノコギリで切ったものです。たとえば四角い板から、曲線で何かを切り出すと、切り出された、使わない方にもネガの形が残りますね。使う方のポジの形が美しければ、当然ネガも美しいわけです。で、捨てないでおくと、何年かする間に声がかかるというわけです。
 このペンギンはネガとして切り出されてから、多分5,6年は経っている気がするのですが、ポジの方が何になったのか? 家の中を見渡しても見つかりませんでした。木工のワークショップか何かの時に切り出して、参加者にあげたのかもしれません。
 この場所に花台を付けようと思って、あらたに作るよりも、そのへんにあるものを利用するのが好きです。きちんと設計ができて、その設計通りに物が作れる男ではありませんし、ある物を使う方がエコでもあるし、意外性もある。

 自然を相手にすれば、絶対に計算通りにはなりません。こういうツアーを組んで、あそこであれをして、ここでこれをして… 考えたこととは違うことが起こる。結果、その方が楽しい。そういうやり方に慣れてしまったのでしょう。
 「いきあたりばったり、どうにかする」何の自慢にもなりませんが、それが僕のスタイルです。

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