はしおきおき
シンプルな箸置きをいくつか持っています。10数個の箸置きをまとめて小さい箱に入れていたのですが、使うものを取り出す時にガチャガチャ探すのが嫌でした。
そこで、あまり使わないものはしまい、よく使うものだけを選んで、すぐに取れる場所に小さな棚を作って並べました。暗い箱の中で鬱々としていた箸置きたちは、教会の正面に置かれたパイプオルガンの、かわいい鍵盤となりました。
いつも置かれていたものたちが、置かせてもらって、いつもバラバラだった兄弟たちがきれいに並ぶ。鬱々とした気持ちはすっかり晴れ、僕は大満足でした。気に入って買ったものですし、見える収納はいいですね。
そういえばダイニングの窓辺には、いつも大きな皿を置き、何か果物を置いています。
この前来たお客が「果物を本当に飾っている人を初めて見ました!」と驚いていましたが、買ってきたらすぐに冷蔵庫とか、箱の中に入れておくのでしょうか? 僕は180円のりんごを買ったら、80円は眺めるために払っていますね。装飾的な物をおくよりも、ずっと豊かな気がします。
見えなくなるのは悲しいです。見ることは愛情の発露で、そこからいろいろなことが始まります。